【 先行発売 】2014/11/24(月)『アラザル9号』@文学フリマ(流通センター駅)

デザインと小説やりました。よろしくどうぞ(黒)


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アラザル9号(999円/302頁)

2014/11/24の文フリ(ブース→「カ-62」)で先行リリース

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アラザル 9』 contents

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【論考&インタビュー】

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【連載 音と音楽と時間】
第4回 『音を待ちながら-ケージとフェルドマン-』(後編)
諸根陽介
――
“みんなで叶える物語”『ラブライブ!』について
 ― 拡張される「みんな」―
倉本陽介(新人)
――
ラッパーMOMENTインタビュー
『#FightClubJP』まで
聞き手:安東三
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芸術/音楽、そして世界と主体2 
音楽の零度
森大輔
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さぁみんなで窓から飛び降りよう!
西中賢治
――
夏田昌和インタヴュ(第一回)
「長いこと私は歌を歌わずにやってきた、しかし……」
訊き手・西田博至
――
4RIVIVAL VER.0.33
(o_d)
――
イースター
高見順の『いやな感じ』を読んで ―
2年B組 出席番号16 黒川直樹
――
非ざる「疵」/「補修」の非在
山本浩生
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徳利的な宇宙で安全に暮らすっていうこと 
もしくは、豊崎由美『まるでダメ男じゃん!――「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』について
山下望


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アラザル同人横断企画】

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1.無茶ぶりお題で書かされる! ご指名コラム
――
チアリーダー」西田博至
FUNKY KOTA」コラム 阪根正行
『何度目の青空か』MV考 (o_d)
『夏のFree & Easy』MV考 (o_d)


2.夏目漱石『明暗』を数珠つなぎ批評!
リレー連載 『私の明暗ところどころ主義』
――
第一回 西田博至
第二回 坂道千
第三回 畑中宇惟
第四回 諸根陽介
第五回 西中賢治
第六回 山本浩生
第七回 安東三
第八回 細間理美


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Design

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COVER



TOBIRA



MOKUJI



“みんなで叶える物語”『ラブライブ!』について 
―拡張される「みんな」― 
倉本陽介(新人)



※μ'sのメンバー9人には決まったカラーがあるそうです。
オレンジ、水色、白、青、黄色、赤、バイオレット、グリーン、ピンク
これは『ラブライブ!』という世界観にとって大事な設定だと思います。
上記バナーに使った色はデザインサンプルとしてのカラーです(印刷はモノクロ)。
正確にはこちら。
http://www.lovelive-anime.jp/



イースター
高見順の『いやな感じ』を読んで ―
2年B組 出席番号16 黒川直樹






※130枚くらいの小説です。
※ページの上下反転について
イースター』のレイアウトはところどころで上下反転し、かつ反転したヴァースは縦書きのフォーマットとしたらあべこべ ―― 左ページの最終行(左下)から右ページをめくり、右上から左下に向かって読み、また右ページをめくるという構造です。
これはイースター島の失われた象形文字『ロンゴ・ロンゴ(しゃべる木/うたう杖)』という文字板の言語/筆記法 ―― 文字一列ごとに板を上下逆さにしながら読む規則に倣っています。
地球上には「縦書きor横書き」→「文字列もページのめくりも直線的な構造」だけではなく、かつてイースター島に暮らしていた島民のように読む(書く/刻む/伝える)人たちがいる(いた)という事実と、彼ら彼女らの読感を追想する一つのきっかけになりますように。




INFO------------------------------------
文学フリマ
http://bunfree.net/?19th_bun

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アラザル
ツイッター https://twitter.com/arazaru
・タンブラー http://arazaru.tumblr.com/
・Vol.1〜7 http://gips.exblog.jp/

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・黒川ツイッター https://twitter.com/alta_xxx
・著作『ある夜のエクス』 http://alta-x.seesaa.net/

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11/15(土)ピアノ&リーディングライブ






【LIVE】----------------------------
小林このみ × 黒川直樹
『場に致す』 
2014/11/15(土)
19:00開場/19:30開始
上演時間/70〜90分(途中休憩なし)
チャージ/1000円
会場/ftarri水道橋/MAP
※飲食物は各自ご持参ください
※店内は禁煙です

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11/15(土)、ftarri(水道橋)でピアノ&リーディングのLIVEをします。
ピアノはバッハ&プゾーニの『シャコンヌ』やベルクの『ソナタ』を、リーディングではアゴタ・クリストフの『悪童日記』とダニエレブスキー『紙葉の家』を軸に黒川自作も織り交ぜ、三部構成で演奏・音読するLIVE作品です。
読むということ、読み上げるということ、音読ということ ―― フロアにお越しいただき、着席をお願いし、聴いてもらうということ ―― 『悪童日記』や『紙葉の家』から引用するということ ―― それらは、どういうことなのか? なにができるのか? どうすべきか? などなどからLIVE作品の骨格を写し取り、構成や音読をし、演出を試みようと欲張っていたら全体の完成度が現在30〜40%、春から準備を始めたのにこのパーセンテージ……ひょっとしたらひょっとするので当日に姿を見せないかも、おれってば飛んじゃうかも。

嘘です!
ご来場くださる方に楽しんでもらえるように準備しています。

座席は20席くらい、予約制ではないためスタート直前のご来場ですと立ち見の可能性も。
当日、お店の営業は夕方から19時まで開いてます。店内は火気厳禁です。

それでは、ピアノと音の悪夢のスティル・ライフ ―― 『場に致す』、磨いた頭骨を純白に砕き、ひとあし早い雪見となりますよう、心より皆様をお迎えいたします。



お問い合わせ/naoki_kurokaw-altaxあっとyahoo.co.jp








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U19日本×U19韓国 @ミャンマー

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10/13(月)の試合、走り書きをまとめておく。

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U19のアジアカップ、ベスト4に進出した国はU20ワールドカップの出場権を獲得する。日本はたしか三大会連続で出場を逃していて、この年代でガチの世界レベルを体感できるかどうかは後の成長にも大きな影響が出るため、どうしても出場したい ―― というモチベーションで望んでいる日本チームだと思われる。監督は鈴木政一さん。ジュビロでN-BOXシステムを考案し、一時代を築いた戦術家だ。
初戦は中国に負け、二戦目は見てないんだけど事前情報で強いと紹介されてたベトナム戦は3-1だったけどロスタイムで突き放しただけで内容からいうと辛勝だったらしく、それでこの三戦目の韓国戦に負けたらグループリーグ敗退の日本は根性入ってた。今年見たすべてのサッカーの試合のなかでも上位に入る熱さ! 体格とパワーで韓国に劣る選手たちが球際もがつがついってたし顔にも気迫が漲り、個人個人が持ちうる技術や戦術をすべて出そうとしていた。そこにセレッソ所属の南野のファインショットが二つ、また南野だよ、彼は別格かもしれない、決めるもん。初戦の中国にもやばいシュート決めてた。この韓国戦の一発目なんてコースなかったし ―― ゴールエリア右のゴールライン手前のところ、キーパーは内側引き締めててほぼゴールまで角度なしだったのにGKの肩の上を抜いてゴール上部に突き刺した ―― 二発目はゴール正面の少し左寄りだったかな、ミドル的シュートをぶっこんだ。南野はJ1でバリバリのレギュラーだからいくら韓国代表の体がでかいとはいえあれくらいやれるもんなのかね? わかんねぇ。スター性抜群のルックスで星回りもいいから代理店がほっておかないって、すでにヒデの所属する事務所に入ってるんだっけ、じゃなくって吉本興業だっけ。とにかくこの大会の南野は凄い。スカウトが集まってるとしたら彼の名前は全員の手帳に走り書きされてるはず。
一方のU19韓国だけど得点シーンはセットプレイからで、日本にはあれを跳ね返す強さを求めたいとはいえ韓国のパワーポイントが発揮されたシーンであり時間帯だったので、日本が悪かったとはいえない。国策かどうかわからないが、やはり韓国のフィジカルは日本チームと次元が違う。お互いフェアにハードに切磋琢磨していけたらと思う。
試合は2-1で日本の勝ち。たぶん初戦で試合の入りにPK与えちゃったDF君かな? わからないけど感極まって泣いてる選手もいて、あれ見たらラモスさんなら「何泣いてんの! 本番はここからだろ!」って激怒するかもだけど、流れが流れだから今回は責められない。気が済むまで泣け! そして次の試合に悔いの残らないように!
勝ち負けだけがサッカーじゃないし、最近は面白みの感じられない試合が多くて、しばらく国内・代表サッカーからは遠ざかるかもなーなんて自然消滅の恋愛のような感じもあったりするけれど、U19日本×U19韓国のように勝ち負けが面白い試合もある。
小説を書くエネルギーは執筆によって蓄えられ、蘇り、漲るってことがわかったのはこないだの夏だった。サッカーも同じ。心の底から噴き上がる思いを完全燃焼しようとする人間や有機的かつ個の顔が際立つようなチームに出会うと、画面を通してとはいえ、そこからしか伝わってこなものを感じ、また試合を見たい、サッカーについて考えたいと思う。



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