リライトキッス ア、あぁん、アン。


サンダーランド×アーセナル 】 TVでは8月以降でベストゲーム。好ゲームになる要素が豊富にあった。なによりサンダーランドの頑張りだ。まさかあのペースで終わりまで走りきるなんて ―― ワンシーズンで10試合あるかないかのゲーム。アーセナルファンにとったら「……………………」の試合だったかもだけど、フットボールファンは録画した人に借りてでも見て欲しいッス。 やはりアーセナルは過密日程に潰された恰好か。粘り腰がなかったように見えた。
ところでジャージの件なんスけど。あのアーセナルの黄色ってセカンド? もしかしたらサードなのかしらん、バルサの黄緑サードも酷いんだけど、なぜわざわざ蛍光色を選ぶんだデザイナー。アーセナルは白か赤が基調でいいじゃんかよ。
そうそうアーセナルはフランス育ちのモロッコ人「シャマック」体型かっこいい、持ち出しとキープのフォームも好みだけど仕事バリバリやっとかないと、そのうちベントナやペルシが還ってきちゃうとベンチ要員か。アーセナルもいま負傷者多いな。ベンゲルつったら眉間だけどさ。
一方のサンダランドはメンバーにマルブランクとゼンデンがいるっていうだけで好感が湧く。あれはもう10年近く前になるのか、K・フィリップスが前線を裂きまくってた頃とはクラブのニュアンスが変わってるっぽいけど、D・ベントをリードに勇気と圧力をもってオフェンスしていた。ベントはもうちょっと決定力が上がったら世界クラスになりそう。
山本昌邦はこの日も解説中に「あれが世界基準ですね!」を連呼してた。でも彼がW杯からさかんに言ってるのは「基準」じゃなくて、どう聞いても「上忍と中忍以下」の「分水嶺」なのでNHKさん、得意の正しい日本語を伝えてあげたらどうなんだってばよ。おれはアレ以来、車輪眼なるべく使わないようにしてるし、だいたい「プロ基準」がセスクのトラップ&パスだったりアルシャビンのストップ&ゴーだったら世界中のプロが喰いッぱぐれるつーの、だってばよ。おもむろにかまされた影縛りを解いてもらえないんでいつまでもシカマルに夢中でいるしかない有様Desu。ひさびさにタンブラーやるべかとアクセスしたらamaさんの投稿が8割ヌードだったんで危うく大猿に化けかけた。ここんとこ月もまーるい。



コーコーセーの四角関係なんか読でられるかよ……ってハートかぶれそうンなるのに読み止められないん。
夏の甲子園、組み合わせ抽選会のあと。ひと気のない通路の壁際にしゃがんだ野田は、英雄の顔を見ずにこう言う。
「なあ英雄。ただのボールゲームなんだ。楽しくやろうぜ」
野田は「野球だぜ? ゲームなんだからさ。気楽にやろうや」というセリフの前、英雄に向かって「比呂の球はさ、おまえでも打てないよ」ってメガネ真っ白くして告げるんだ。英雄はそれに「おまえが言うなら、そうだろな」と返す。本音の吐露だからこそ心がブレないっつーアレなわけだ。いわば普段は馬鹿言い合うだけのツレ同士が「高校三年生、甲子園、特別な最後の夏」に交わした告白のキャッチボールだってなんの話だよ! 野田! 無残な! 残酷な! いや、じょうずな降りだってばよ。これは素振りの話しじゃないん。磨きすぎて刃が見えなくなっちゃったっていう達人が振る物語の作法にカパっと開けられるのったら口じゃないん。そうそう野田はほんとにイイ奴。比呂んチで、比呂より早く勝手に朝飯を食ってる野田。「ここに飯があったから」。たらふく喰ったところで山に登るはずもないのだ、野田。肥満型キャッチャーなのに見る人が見れば「高校代表」クラスってわかっちゃう野田。凡打の8割が外野フライな野田。つまり芯に当てる技術が高校生離れしてるのだ、野田。投げたら強肩、構えれば明晰、覚めたら大食の野田。同級生より少し早く大人になっちゃったんだな、野田。傷心の仲間に山盛りのタイヤキ差し入れに行ったら既にパーティやってる気配が窓際のシルエットで判っちゃったもんだからソっと岐路に着いたオマケにまた少し太っちゃうのだ、野田。古今東西のちくしょーどもにだって10代があったんだぜのH2なんだよな、野田。



【 ユナイテッド×リバプール 】 シニアのクラブだってもっと走るんじゃないの? まったく間延びした前半だった。
調子のあがらないリバプールは専守の構えからゲームに臨み、高く見積もって60%の状態にあるライバルとはいえアウェーで一撃食うのを避けたいユナイテッドも、まだるっこしく馴れ合いを時折のジャブ(ナニの突撃)でカムフラージュした。まー終わってみればスペクタクルな試合だったよねな余韻いんいんいんいんんん……………………これだけ前後半でコントラストができるプレミアのゲームって久々かも。そうっす、後半に転調の鈴を鳴らしたのは奴だったさ、ベル、ベルベルベルー、ディミタール・ベルバトフ。ユナイテッド所属のジーニアス科ブルガリア属。このゲームのベルバトフからは今シーズンの得点にかける意気込みが見えた。「垣間見えた」なんつーレヴェルじゃない。ズル剥けだった。いつもの冷静なフェイスはそのままに、眼光じゃなく眼炎だった、火を噴く白い才能がヒーロー。でもベルバトフは主人公っていうよりもノワールフィルムの敵役にしか見えない宿亞が魅惑的なんだけどね、キレるワルの香り、この日はムーブ&トラップじゃベルカンプ、決定力ならインザーギ、空中戦においてはサモラーノの姿がベルバトフの顫音だった。100年後まで語り継がれるんじゃないのかってゆー大活躍のハットトリック。ただ、まあ……いかんせんリバプールが迷走っていうかずっと瞑想キッス状態だったからなあ、ってアンチユナイテッドは詰めるかもしんない。おれはけっこうアンチだけどベルバトフのファンだから言わん。
それにしてもリバプールが寝てるっす。どーしたんすか。いい選手いるんだけど勝てないっていうか勝とうとしてるのかどうかわからない伝わってこないんだ、寝てるんだもん。リバプールの魅力って戦術とか連携っていうよりも、クラブカラーの真紅が熱い狂おしさの象徴に見えて仕方なくなっちゃうよーな、あんたのことなんか全然好きじゃないんだから近づいてこないでよそれ以上こっちきたらオマワリ君にテルテルしちゃうんだからねって言ってる間にどんどん惚れちゃうアレおかしいドンドン惚れちゃう(ドン小西調で)おかしーなあコロン、にさせちゃうハートだろうから、リバプールのよさってね。はやいところまとまってくれないとプレミアの楽しさ半減だわ。 と、リバプールひいきなのは「西から小金稼ぎに来たお洒落番長」ことトニー・グロスビーさんがCLでミラン下したたときにキャラ忘れて嗚咽してるの見たからじゃなくて、あっしの挙げるベストゲームがUEFACUPファイナル「アラベス×リバプール」だからでやんす。中盤の要はマカリスタでやんす。



CSでGUESS JEANSのショー放送キッスだった。ゲスは日本のギャルファッションモチーフ全開。井の中の蛙んための服をホンモンが着るとコスプレになっちゃうんだなの面妖ウォーキンだった。もちヘアもシューズもメイクなどの要素も印象に組してる今TVじゃメイクアップ放送キッス。TVといえば今日は三回目の全国的なお笑いの茶番劇っつーか出来レース臭さ酷い大会がありましたが、あーピースちくしょう。スーパーの袋にクレープ入れちゃうところからあとはもうよく覚えてない。さいこーだったよ。