review

おおせつかった大役の。

CINRAトークで鼎談の司会と記事の構成をさせてもらいました。 大橋可也×佐々木敦×西中賢治『春の祭典』鼎談 http://www.cinra.net/interview/2010/04/30/000000.php 「ディアギレフの愛人歴々において彼だけは、いわゆる色男じゃなかった」と書かれもするニ…

ワルプルギスで待つ。

おめでとうインター・ミラノ。 あなたたちは狡猾に戦い、貪欲に奪った。 いまごろは悪魔の柄の酒瓶の美酒が、 決戦をやったにぶいくたびれに甘く染みているだろう? いや、わかっている。 前半の5分から自陣前に8人を並べたのだって、 貴方たちがそれだけFC…

「アラザル」は雑誌の名前。

ギブスが終わってから、盛り上がりのまま「アラザル」になだれ込みましたが、おれは最近まで同人誌っていうのがどういうものなのか、よくわかってませんでした。雑誌を作るにあたっては、必殺仕事人みたいな集まり方が理想だったんですが、それは言ってみれ…

ミスタ、ウォルコット。

(タイトルに『春の祭典』を借りたのは)本書の中心モチーフである<動き(ムーブメント)>を暗示してもいる。自由を求めて懸命に努力した結果、われわれが手にしたのは究極の破壊力であったという遠心的で逆説に満ちた今世紀を見事に象徴するのは、荒々し…

光の花、音の蜉蝣、時の蛍。森のminamoにつがう小鳥がうたう『でゅ、ぷリート、デュプ、りー』のメロディラインをチリワインにひたせばsolo andataという夜明かりの屈折が漣。

今夜は雨なので、うちに転がる静岡産フレンチの豚犬をおもむろに抱えまして「おまえはさー、もし人間だったら生きてくのなかなか大変だな? だってなんたって耳までだろー、毛の生えてないとこっていったら足裏とアナルくらいのメスだもんなあ、たいへんだよ…

何処“魔”の奴どこいるの退治しにいくよという看板を“わたし”フォンの帯磁に挿し。

■フットボール雑感 4/10 日本代表×セルビアは0-3でセルビアの勝利。 セルビアからは、ゲームのヘッドコーチを監督を若手に譲られ、 (こんなことあるの? 忌引きのジーコがコーチに任せたケースはあるけど、いくらAマッチ認定じゃないからったって、前代未聞…

シー2ラック&20081228抜粋:2

見ることも触れることも、作品とか作品の予感みたいなバイアス越しにどうにか感じ取れるかどうかというギリギリ隔てられてる感じがそれまではあって p110 大橋可也&ダンサーズとは「ダンスとは何か」という問いへの探求を通じて世界に唯一のハードコアダン…

昨日、一本のメールが届きました。 宛名を目にしたところ他人とは思えず、いっきに読んでみればそれは「アウタビューをさせていただく」という報告?の文面でした。 あわせて「よろしければ、転載を」と書かれていたので、ここに載せます。 黒川は、なんとも…

アフタートーク vol.1

『深遠の明晰』楽日は、音楽がライブ演奏され、曲調や構成も別物でした。そして作品全体の印象も、ぜんぜん違った。それは、いいとかよくないとかのレベルだけではなくて、もっと、なんだろうな、ダンスにとっての音楽、音楽を聴かせるための作品ではない作…

ニッポンのダーウィニズム、そしてノアのエクソダス。

・「勘違い、思い込み、見間違い」の修正は思いやりでなく重い槍のように ・音楽は「舩橋さんの演奏」だけではなく、録音されていたfooiの演奏と合奏される時間帯もあった ・スクリーンに写されるフロアのソファは「六人がけ」ではなく「五人がけ」だった ・…

もうあと9/25と9/26の二日を残すのみ。

まず、これから見に行かれる人(迷ってらっしゃる人)に。 ・「すすむのだ、もどるのだ、ころがるのだ、しかもわれわれにせをむけ」 ・午後8時30分ごろはハンカチ必須!この意味は是非ご体験を! ・一度きりの観劇ならば一階席の真正面をお薦めしたい ・…

Kakuya Ohashi & Dancers [ BLEACHED ]

2009/03/07 14:00/17:00 at 横浜桜木町駅ゲージ Charge 「2000en / 先着20名」※予約制 - ふだんは開放されていない桜木町駅横のゲージに囲まれた矩形で「江夏令奈、前田尚子、多田汐里、とまるながこ」がダンスし「舩橋陽(saxophone)大谷能生(saxophone)長沢…

ベルリオーズ、ジョン・ウィリアムズ、フィリップ・グラス

カフェを出ると、最初に出くわしたホテルに入った。 彼女ほど未熟な女と寝た記憶がない。まるで何も知らなかった。 だが学びたいという意欲に満ちあふれていた。 そして実際に上達はめざましかったものだから、けっきょく私も独り身の鉄則を破って、連れ合い…

 まだミミナリ。

私は僕ではなく俺よりもおれとして貴方でない。貴方でないのと同じように世界でない。世界である。つまりそういうこと。つまりそういうことではない。 「演奏する身体、指先、つまさき、手先、視線」 貴方はあなたとしてアナタでなく彼方(カナタ)より来る…

steve reich Different Trains, Electric Counterpoint